会議費と交際費の違い|迷ったときの判断基準
最終確認日:2026年10月/法人の経理を前提に解説しています。
この記事の結論
- 誰と、何のために飲食したかで分ける
- 打ち合わせが目的で、会議中のお茶や弁当程度なら会議費
- 取引先をもてなすことが目的なら交際費
- 取引先との飲食は、1人あたり1万円以下なら交際費から外せる(2024年4月1日以後の支出から)
会議費とは
会議や打ち合わせを行うためにかかった費用です。会議室の使用料のほか、会議の際に出すお茶・コーヒー・弁当など、会議に通常必要な程度の飲食代も含まれます。
ポイントは「会議が主役で、飲食はおまけ」であることです。
交際費とは
取引先など、事業に関係のある相手への接待・贈答などにかかった費用です。会食、お中元・お歳暮、手土産などが代表例です。
こちらは「相手をもてなすこと」が目的です。
迷いやすい例
| 場面 | 目安 |
|---|---|
| 社内会議で出した弁当 | 会議費 |
| 取引先との打ち合わせ中のコーヒー | 会議費 |
| 打ち合わせのあとの、取引先との夕食(1人1万円以下) | 交際費から外せる(会議費などで処理) |
| 取引先との会食(1人1万円超) | 交際費 |
| 取引先への手土産・お歳暮 | 交際費 |
| 社員だけの飲み会 | 内容による(下の注意を参照) |
「1人1万円」のルール
法人が取引先などと飲食したとき、その費用が参加者1人あたり1万円以下であれば、交際費から除くことができます。以前は5,000円以下でしたが、2024年度の税制改正で、2024年4月1日以後に支出するものから1万円に引き上げられました。
- 1万円を超えた場合は、超えた分だけでなく全額が交際費になります
- 1次会と2次会が実質的にひと続きの場合は、合わせて判定されることがあります
- 帳簿には、日付・参加者(相手の会社名と氏名)・人数・金額・店名を残しておきます
注意:社員だけの飲食
「1人1万円以下」のルールは、社内の人だけの飲食には使えません。社員だけの飲食は、全員参加の行事なら福利厚生費になるなど、内容によって扱いが変わります。判断に迷ったら、顧問の税理士か税務署に確認しましょう。
Excel で管理するコツ
飲食代は、明細に「人数」の列を追加して、=金額/人数 で1人あたりの金額を出しておくと、1万円の判定が一目でわかります。条件付き書式で1万円を超えた行に色をつけておけば、仕訳のミスも防げます。
まとめ
- 会議が目的なら会議費、もてなしが目的なら交際費
- 取引先との飲食は、1人1万円以下なら交際費から除ける(2024年4月1日以後の支出)
- 社内だけの飲食には、1万円のルールは使えない